現代自、中国重慶工場を330億円で売却

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韓国レポート

現代自動車が中国・重慶市の完成車工場を売却した。2023年12月に重慶市政府系企業に16億2000万元(約330億円、2.22億ドル)で譲渡した。現代自は販売不振が続く中国事業のリストラを急いで米国や東南アジアに経営資源を集中する。

重慶市が持つ「重慶両江新区魚復工業園建設投資グループ」に売却し、関連会社が同工場をEV生産拠点として活用する。

参考: 日経

PSR 分析: PowerTALK7月号でも触れたように、現代自の中国での戦略に変化が生じている。中国は急速にEVシフトを進めており、中国車ブランドが急成長している。そのことが現代自の中国市場における販売不振に繋がっており、現代自は中国には高級車中心の戦略へと切り替えて、リソースを東南アジアや北米にシフトしようとしている。

このような状況は自動車製造分野だけではなく、他の製造業でも似たような状況が見られる。韓国製品の良さは価格と品質のバランスの良さであり、それが支持されて成長してきた。日本製や欧州製ほど高くない費用と、中国製よりも良い品質、というのが象徴的な見方だ。だが中国製品の品質の向上と大量生産による低価格化はこうした韓国製品が持つ長所を無くしてしまいつつある。そうした市場の急激な変化に対応すべく、迅速な戦略の見直しと最適化が図られている。この現代自の決定もそうした見方をすべきだろう。PSR

小室 明大 – 極東及び東南アジア リサーチアナリスト


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