日本レポート

2023年の国内二輪出荷台数は前年比4%増の37万6720台で2年ぶりに増加した。維持費が比較的安い原付き2種が好調で、前年比47%増だった。半導体不足や物流の混乱が緩和したことも出荷増に寄与した。

排気量別では原付1種(50cc以下)が29%減の9万2824台だった。原付2種(50cc超125cc以下)が47%増の14万9655台、軽二輪車(125cc超250cc以下)は16%増の6万6630台、小型二輪車(250cc超)は6%減の6万7611台だった。

参考: 日経

PSR 分析: COVID-19の発生以来、人込みを避けられるモビリティとして二輪車が見直されたが、その利便性が再認識されたことがこの出荷台数の増加につながった。この記事では触れられていないが、ファンライドの大型二輪の販売も比較的好調に推移しているということだ。まだ一部の新車は納期が長期化しているため今後は出荷までのリードタイム短縮が課題になるだろう。PSR

小室 明大 – 極東及び東南アジア リサーチアナリスト