2020年1月に販売されたEV搭載バッテリー容量基準で、韓国バッテリー大手3社(LG化学、サムスンSDI、SKイノベーション)のシェアは合わせて30.8%となり、初めて30%を超えた。EV用バッテリーの総電力量ランキングでは、中国のCATLが3年連続で1位を占めているなか、LG化学が3位、サムスンSDIが5位、SKイノベーションは10位を記録した。SKイノベーションは初めてトップ10の仲間入りを果たした。ただ、1位のCATLと2位のパナソニックは、市場平均を大きく上回る増加率を記録している。現状はCATLとパナソニックが、グローバルEVバッテリー市場の半分以上を占めており、韓国メーカーにとっては今後この2社の勢いを克服するための競争力や市場戦略が求められている。

Source: KBSWORLD

PSR 分析: LG化学はGM、サムスンSDIはBMW、SKイノベーションは現代をそれぞれ大口顧客として持っている。これらのブランドのEVが伸長していることによって韓国のEVバッテリー3社が躍進している。だが世界ではCATLが中国ブランドへ、PanasonicがTESLAへそれぞれ供給しており、この2社を韓国3社は追従する様相だ。すでに多くのバッテリーメーカーがEV向けバッテリーの生産工場を世界中で建設しており、今後ますます競争は激化するだろう。PSR